受電開始からわずか2ヶ月で需給調整市場(一次調整力)への参入を実現
系統用蓄電池(BESS)の開発・運用を通じてエネルギーインフラの高度化を推進する日本蓄電開発機構株式会社(本社:東京都、代表取締役:星野 晶)は、滋賀県愛知郡にて開発を進めておりました4MWh規模の系統用蓄電池(以下「本蓄電所」)について、2025年12月29日より需給調整市場(一次調整力)における取引を開始したことをお知らせいたします。
本蓄電所は、2025年11月4日に受電を開始し、受電開始から約2ヶ月という短期間で需給調整市場への参入を実現しました。
系統用蓄電池事業においては、受電開始後、各種検証・調整を経て市場参加に至るまで一定の期間を要するのが一般的である中、本件は早期の市場参入事例となります。
この早期参入は、需給調整市場での運用を前提とした設計・制御計画を初期段階から組み込むとともに、関係事業者との連携を通じて、各種調整・確認プロセスを効率的に進めてきたことによるものです。
本蓄電所の開発および需給調整市場への参入にあたっては、電力市場におけるアグリゲーターとしての知見を有する株式会社RUTILEAの支援を受けています。
同社は、需給調整市場を含む各種電力市場への参入を見据えたシステム設計や制御方式の検討に加え、必要となる機材の選定・導入を含めた技術的支援を提供しており、本件においても、一次調整力としての市場参加を前提とした運用設計に関与しています。
こうしたアグリゲーターとしての支援により、本蓄電所は需給調整市場への円滑な参入および安定的な運用体制の構築を実現しています。
需給調整市場における一次調整力は、電力系統の周波数維持に不可欠な機能であり、再生可能エネルギーの導入拡大に伴い、今後も安定的な需要が見込まれる領域です。本蓄電所の市場参加を通じて、安定的な運用実績の積み上げおよび将来的な事業展開の加速を図ってまいります。
本事業は、系統用蓄電池の市場参入に関する当社の実行力を示す具体的な事例となりました。今後も引き続き、各案件における市場対応の完成度を高めてまいります。

【プロジェクト概要】
- アセットホルダー:滋賀県愛荘町バッテリーJSD24001合同会社
- 所在地:滋賀県愛知郡
- 設備容量:4MWh
- 参入市場:需給調整市場(一次調整力)
- 受電開始日:2025年11月4日
- 取引開始時期:2025年12月29日
- 構成要素:
- Huawei製コンテナ型蓄電池(LFP)
- PCS・昇圧変圧器一体型パワーコンテナ
- 高圧受電設備・監視制御盤
