数字に、測った工程と、その裏側の仕事を添える。
55日、81日、77日、そして現場作業4日+1日。JESDIの実案件を数字で整理し、市場参入まで何をしているのかを紹介します。
この記事でわかること
- 55日・81日・77日・71日が示す期間
- 現場作業日数と市場参入までの暦日の違い
- 複数案件で共通化していること
- 案件ごとの経験を後続へ返す方法
- 実績数字から読み取れることと限界
実績数字の読み方を理解する
JESDIの視点
受電から、需給調整市場での運用開始まで
設備に電気が入る「受電」の後には、現地の立ち上げ、試験、審査や取引に必要な手続きがあります。JESDIは、その先にある需給調整市場での運用開始までを管理します。
ここで示す日数は、受電日から運用開始日までの暦日の日付差です。現場の作業日数も合わせて示すことで、プロジェクト全体の速さと、現地での効率化の両方を見られるようにしています。

4案件の受電から市場参入まで
愛荘町蓄電所は、2025年11月4日に受電し、12月29日に一次調整力の取引を開始しました。日付差は55暦日です。
上奈良蓄電所は、2026年3月27日に受電し、6月16日に運用を開始しました。日付差は81暦日です。
七本木蓄電所は、2026年3月31日に受電し、同じ6月16日に運用を開始しました。日付差は77暦日です。
鉢形蓄電所は、2026年7月13日に受電し、9月22日(火)に一次調整力へ参入、運用を開始しました。日付差は71暦日です。
これらは、受電日を0日目として数えた日付の差です。営業日数でも、担当者が現場で作業した日数でもありません。愛荘町・上奈良・七本木の日付は、次のJESDIの発表で確認できます。[愛荘町の発表](https://japan-energystorage.co.jp/news/滋賀県愛荘町蓄電所の需給調整市場での取引開始/)・[上奈良の発表](https://japan-energystorage.co.jp/news/2026-06-16-01/)・[七本木の発表](https://japan-energystorage.co.jp/news/2026-06-16-02/)

JESDIの視点
現地の立ち上げと市場参入試験を計5日で実施
JESDIが把握する他社事例には、現場の立ち上げ・試験に1〜2か月を要するものもあります。
上奈良では、機器の立ち上げと動作確認を行うコミッショニングを4日、市場参入試験を1日の計5日で実施しました。接続や確認方法をあらかじめ準備し、現場では必要な動作の検証を集中して進めています。
受電は2026年3月27日、需給調整市場での運用開始は6月16日で、その間は81日です。この期間には現地作業に加え、資料提出、審査への対応、登録や契約などが含まれます。
現場工程の効率化と、運用開始までの全体管理の両方が、早い立ち上げを支えています。
二つの現場を、同じチームで並行して進める
上奈良と七本木は同時並行で進めた案件です。同じ設備構成を、HOBE ENERGY・RUTILEA・施工会社・JESDIの継続したチームが扱うことで、担当者の知見と習熟度が高まっています。
各案件で電力会社が確認した点や追加質問をQ&Aへまとめ、次の確認に必要な資料や説明をあらかじめ準備します。質問を受けてから一から調べる時間を減らし、設備側と運用側の回答をそろえて、運用開始までを速く進めるための取り組みです。
JESDIの実践
実績から次の案件へ持ち帰るもの
JESDIが共通化するのは、設備だけではありません。接続設定、試験の手順、提出に必要な情報、週次での工程・課題共有なども含まれます。
ある現場で分かった注意点を、別の現場の準備へ返します。電力会社との協議や届出の状況も、次の工程を考える材料になります。
実績が増える価値は、件数を表示できることだけではありません。次に同じ問題へ出会ったとき、早い段階で気づき、必要な確認を用意できることです。
案件ごとの条件を押さえ、経験を次へつなぐ
愛荘町は関西電力送配電のエリアでHuawei製2MW・4MWh、上奈良・七本木・鉢形は東京電力パワーグリッドのエリアでHOBE製2MW・約5MWhです。手続きや確認事項、設備構成の違いを踏まえて工程を組みます。
各案件の経験は、次の案件の準備に生かします。同じチームが事前に確認すべき点を把握し、必要なデータやQ&Aをそろえることで、判断と対応を早くします。
※日数は各案件の実績であり、すべての案件に共通する所要期間を示すものではありません。
JESDIが大切にすること
JESDI WAY
数字には、測った工程と、その裏側の仕事を添える。JESDIは、受電・試験・市場参入を分け、実績を次の案件の準備へ変えます。短期で終えた一回を、繰り返し使える方法へ育てていきます。
結論
55日・81日・77日・71日は市場参入までの暦日、4日+1日は対象の現場工程です。違いを明確にすることで、実績の意味が伝わります。 JESDIは、その成果と工程を蓄積し、共通化と案件ごとの調整を重ねています。数字の先にある実行の方法を、次の開発へ生かします。
